「農業を始めたいが何から⼿をつけていいのか分からない」「⾃分がやってみたい農業がわからない」と⾔う⽅は、まず本や雑誌、SNS、（⼀社）全国農業会議所が運営する「農業をはじめる.JP」等にて情報収集してみましょう。

なによりも「絶対に農業で夢を実現するぞ」という強い意志と熱い情熱、そして経営者能⼒がなければ、農業を経営として成り⽴たせることは困難です。
今の仕事を辞める前に農作業に関する⾃分の素質や⼒を試してみることも必要です。
市⺠農園など⾃分にできる範囲で体験してみてください。作物との“相性”に気付いたり、「何を作りたいか」を考えるうえで役に⽴つはずです。

農業をするのはあなたの夢かもしれませんが、あなたの家族も⼀緒についていかねばなりまん。
たとえば、都会⽣活から農村⽣活への住環境の変化、収⼊の変化、教育環境の変化など、これまでの⽣活と異なることを想定し、なるべく早い段階で家族ともよく話し合っておくことが必要です。
農業は、精神⾯や労働⾯においてもひとりでするより家族と協⼒してするのが好ましいと思われます。

農村に住んで農業を始めるということは、農村社会の⼀員になることで地域住⺠とのコミュニケーション（いわゆる「村付き合い」）がとても⼤事です。
農村に移り住んで農業をすることは、⼈間関係も含めてまったく新しい環境の下で、⾃分で新たに事業を起こすことです。
特に農業はその地域の⾃然特性（農地、⽔等）を活⽤する産業ですから、これまで地域で⽣活してきた⼈にいろいろ相談できればとても⼼強いでしょう。

農林漁業を始めてみたい⼈、農林漁業事業体への就業を希望する⼈を対象に、毎年福岡市内で就業セミナー・就業相談会を開催しています。（詳細は県HPにアップします）。
セミナーでは、新規に就業された⽅の体験談などの情報提供を⾏います。
相談会では、市町村や関係機関、農家等が直接、就業に関する個別相談をお受けします。
また、就農を希望する市町村を絞り込んでいたら、その市町村の相談窓⼝に問い合わせいただければ、より詳しい話を聞くことができます。