「農業法⼈」とは、株式会社や農事組合法⼈など、企業として農業を営む法⼈の総称です。
このうち、農業経営を⾏うために農地を借り⼊れたり、取得することができる法⼈を「農地所有適格法⼈」といいます。
農業法⼈は、家族だけで設⽴した法⼈（１⼾１法⼈）から、多くの従業員を雇⽤する⼤規模な法⼈まで様々なタイプがあります。
また経営品⽬もたとえば稲作と野菜作など複合的な経営や、⽣産に限らず加⼯・販売部⾨などへ経営を多⾓化している法⼈も増えています。

「独⽴⾃営就農」のためには、技術の習得や資⾦の準備、農地や設備の確保に相当の初期投資が必要とされるため、若い就農希望者にとっては、少しハードルが高くなります。
しかし「雇⽤就農」は、給与をもらいながら技術を⾝につけ、⽣活を安定させた後に独⽴することも可能です。
そのために、以下の点を今⼀度考えてみましょう。

・農業法⼈で働くことが⽬的か、将来の独⽴のためのステップなのか考えてみましょう。
・働きたい地域や、作⽬、労働条件の希望を整理しましょう。
・勤務内容は、農作業が中⼼か、加⼯や販売が希望か整理しましょう

・農業法⼈に就職を希望するとき、法⼈側から求められることは、「志望動機」や「社会性」、「堅実性」、「体⼒」、「積極性」などです。
※平成元年12⽉24⽇ 農林⽔産省「農の雇⽤事業に関するアンケート調査結果概要」より
（調査期間：平成30年6⽉28⽇〜8⽉21⽇、調査対象：平成30年度以降農の雇⽤事業を実施した1,336法⼈）

◆実際に働いている⼈の話を聞いてみたり、法⼈の圃場（ほじょう）⾒学やインターンシップなどを活⽤して農作業の体験をしましょう。

・求⼈情報を収集しましょう。情報は、ハローワークインターネットサービスや⺠間の求⼈サイトのほか全国新規就農相談センターのHPや農業法⼈協会、各農業法⼈のHPなどから⼊⼿しましょう。

・また、法⼈紹介のページでは、福岡県内の農業法⼈の⽣の声をご紹介いたします。是⾮参考にしてください。 

※無料職業紹介事業所
（公財）福岡県農業振興推進機構では、無料職業紹介事業所の認可を受け、「農業の職業」に限定して「求⼈・求職の受付」「紹介・斡旋」 等の無料職業紹介事業を⾏っており、農業法⼈等への就職（就農）を希望される⽅が円滑に就職できるようご相談をお受けしています。（無料職業紹介事業 許可番号 40-ム-300025）
◆候補となる法⼈が⾒つかったら、インターンシップなどで農作業の体験をしましょう。
◆農業法⼈と、勤務内容や勤務条件、独⽴就農などの将来像についてよく話しあい、お互いが合意したら労働契約を結びましょう。